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老人ホームの種類が分からない方へ|千葉市の施設探しで知っておきたい4つの違いと選び方

2026年10月30日

「老人ホームを探し始めたけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない」

私たち「介護のいっぽ」に寄せられるご相談の中で、もっとも多いお悩みのひとつです。介護付き、住宅型、サ高住、グループホームと、名前を聞いただけでは違いが分かりにくいですよね。

この記事では、千葉市で老人ホーム探しを始めたご家族に向けて、4つの施設の違いと、迷わないための考え方をできるだけ分かりやすくお伝えします。読み終えるころには、ご家族に合いそうな施設の見当がつくはずです。

種類を見る前に、まず考えたい3つのこと

施設選びで迷ってしまう一番の理由は、「施設の種類」から考え始めてしまうことです。実は、先にご本人の状態を整理しておくと、選ぶべき種類は自然と絞られてきます。まずは次の3つを考えてみてください。

1つ目は、介護がどのくらい必要かです。食事や入浴、トイレなどを一人でできるのか、手助けが必要なのか。要介護認定を受けている場合は、その結果(要支援1〜2、要介護1〜5)がひとつの目安になります。要介護認定とは、介護がどのくらい必要かを市区町村が判定する仕組みのことです。

2つ目は、認知症の症状があるかどうかです。物忘れが増えた、同じことを何度も聞く、といった様子があれば、認知症の方の生活に慣れた施設を選ぶことが大切になります。

3つ目は、医療的なケアが必要かどうかです。たとえば、たんの吸引やインスリン注射など、日常的に医療的な処置が必要な場合は、受け入れられる施設が限られてきます。

この3つが分かると、次にご紹介する4つの施設のうち、どれが合いそうかがぐっと見えやすくなります。

介護付き有料老人ホーム|介護が必要な方の「安心の住まい」

介護付き有料老人ホームは、施設のスタッフが24時間体制で介護を行う施設です。食事や入浴、トイレの介助から、掃除や洗濯といった生活のお手伝いまで、施設の中で受けることができます。看護職員の配置も決められているため、体調の変化にも気づいてもらいやすいのが特徴です。

介護サービスの費用は、要介護度に応じて月ごとに決まった額になるのが一般的です。介護をたくさん受けても費用が大きく変わりにくいので、毎月の見通しが立てやすいという面もあります。

こんな方に向いています:介護の必要度が高くなってきた方、ご家族が近くにいないなど、日常的な見守りや介護を施設にお任せしたい方。

住宅型有料老人ホーム|自分に合った介護を「選んで使う」住まい

住宅型有料老人ホームは、食事の提供や見守り、生活相談などのサービスが付いた住まいです。介護付きとの大きな違いは、介護サービスを施設の外から受ける点にあります。訪問介護やデイサービスなどを、ご本人に合わせて個別に契約して利用する仕組みです。

介護サービスの費用は、使った分だけかかります。介護の必要が少ないうちは費用を抑えやすい一方、介護の量が増えると費用も増えていく、という特徴があります。実際には、同じ建物や隣に運営会社の訪問介護やデイサービスなどの事業所があり、そこを利用する形が多くなっています。そのため、入居前に使っていたデイサービスやヘルパーさんを続けるのは難しいことが多い点は、知っておきたいポイントです。

こんな方に向いています:今はまだ介護の必要が比較的少ない方、介護の量に合わせて費用を抑えながら、将来に備えて介護を受けやすい環境に住み替えておきたい方。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)|自由度の高い「見守り付きの賃貸住宅」

サービス付き高齢者向け住宅、通称「サ高住(さこうじゅう)」は、バリアフリーの造りに、安否確認と生活相談のサービスが付いた高齢者向けの賃貸住宅です。「施設」というより「住まい」に近く、外出や生活リズムなどの自由度が高いのが特徴です。

多くのサ高住では、住宅型有料老人ホームと同じように、介護が必要になったら外部の介護サービスを個別に契約して利用します。なお、一部には施設のスタッフが介護まで行うタイプのサ高住もあるため、介護の体制は施設ごとに確認が必要です。

こんな方に向いています:身の回りのことはおおむね自分でできるけれど、一人暮らしが心配になってきた方、自分のペースで暮らしたい方。

グループホーム|認知症の方が「家庭的な雰囲気」で暮らす住まい

グループホームは、認知症の方が少人数で共同生活を送る住まいです。1つのユニット(生活のまとまり)は5〜9人ほどで、専門のスタッフのサポートを受けながら、料理や洗濯などをできる範囲で分担して暮らします。なじみの関係の中で落ち着いて過ごせるよう考えられています。

入居するには、認知症の診断を受けていること、要支援2または要介護1以上の認定を受けていることが条件です。また、グループホームは地域に密着した施設のため、原則として施設のある市区町村に住民票がある方が対象です。千葉市のグループホームであれば、千葉市にお住まいの方が対象となります。

こんな方に向いています:認知症の診断を受けていて、大きな施設より家庭に近い環境のほうが落ち着いて過ごせそうな方。

4つの施設を比べてみると

ここまでの内容を、ひと目で比べられるように表にまとめました。

介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム サ高住 グループホーム
主な対象 介護が必要な方 自立〜介護が比較的軽い方 自立〜介護が比較的軽い方 認知症の診断があり、要支援2以上の方
介護の受け方 施設のスタッフが行う 介護サービス事業所と個別に契約(併設の事業所が多い) 外部の介護サービスを個別に契約(施設による) 施設のスタッフが行う
介護費用の考え方 要介護度に応じた月額 使った分だけ 使った分だけ(施設による) 要介護度に応じた月額
暮らしの特徴 見守りと介護が手厚い 必要な介護を選べる 自由度が高い 少人数で家庭的

実際の費用は、施設ごとに入居時の費用や月々の費用が大きく異なります。具体的な金額は、見学の際に施設から詳しくご説明があります。

現場から|「種類」と同じくらい大切なこと

ここまで種類の違いをご紹介してきましたが、実際に施設を見てきた立場からお伝えしたいことがあります。それは、同じ種類の施設でも、暮らしやすさは建物によって大きく変わるということです。

私自身、介護の仕事に携わる前は、不動産の仕事や建築の現場監督をしていました。その目で施設を見ると、居室からトイレや食堂までの距離、廊下の幅や段差、日当たりや風通し、エレベーターの位置など、毎日の暮らしに直結するポイントが施設ごとにまったく違うことに気づきます。たとえば、歩行が不安定な方にとっては、居室から食堂までの道のりが短く、途中に手すりがあるだけで、毎日の移動の負担や転倒への不安がずいぶん変わります。

こうした違いは、パンフレットやホームページからはなかなか分かりません。だからこそ、実際に足を運んで見学することが大切です。介護のいっぽでは見学にスタッフが同行し、ご家族だけでは気づきにくい建物の造りや住環境についても、一緒に確認させていただいています。

まとめ|迷ったら、まずはご相談ください

老人ホーム選びは、施設の種類から考えるよりも、「介護がどのくらい必要か」「認知症の症状があるか」「医療的なケアが必要か」というご本人の状態から考えると、ぐっと分かりやすくなります。そのうえで、最後は実際に見学して、ご本人が安心して暮らせる場所かどうかを確かめることが大切です。

とはいえ、仕事や家庭のことをしながら、ご家族だけで施設を比べて絞り込むのは大変なことだと思います。介護のいっぽでは、千葉市内の民間の老人ホームの中から、ご本人とご家族のご状況に合った施設をご提案し、見学にも同行いたします。ご相談からご入居まで、すべて無料でご利用いただけます。

「まだ探し始めたばかり」「何から聞けばいいか分からない」という段階でも大丈夫です。お問い合わせフォームから、お気軽にご相談ください。お急ぎの方は、お電話(043-306-5288/受付 9:00〜18:00)でも承ります。