ブログ

サービス付き高齢者向け住宅

2023年5月23日

サービス付き高齢者向け住宅について


サービス付き高齢者向け住宅とは、安否確認や生活相談などのサービスを提供している、バリアフリー住宅です。あくまでも住宅ですので、自由度の高い生活をおくることが出来る点が魅力です。契約については、施設側との賃貸借契約となります。
提供している安否確認サービスは、施設内にいる職員が定期的に各居室を巡回し、入居している方の安否を確認します。
生活相談サービスについては、日ごろの心身の悩みや不安なことを相談にのってくれるサービスです。
介護サービスについては基本的に施設からの提供はなく、併設している訪問介護事業所や通所介護事業所を利用したり、外部の介護事業所を利用することになります。

サービス付き高齢者向け住宅は居室の大きさが決められています。台所やトイレ、収納設備、浴室が備えられていることが決められており、原則として25㎡となっております。但し、施設内にリビングやキッチンに食堂などを共有スペースが備えられている場合なら18㎡以上の面積が原則となります。


サービス付き高齢者向け住宅の入居条件


サ高住の入居条件は、各施設によって異なりますが、原則として「高齢者住まい法」に基づいております。
定められている条件は、60歳以上であること。60歳未満であったとしても、要介護認定を受けている方が入居対象者となります。
夫婦部屋がある施設であれば、ご夫婦での入居も可能です。もちろんご夫婦別々の部屋への入居も可能です。
それ以外にも、連帯保証人か身元保証人が必要になるケースが多いです。お一人の場合だと、成年後見人や民間の保証会社を利用することも可能です。


サービス付き高齢者向け住宅の種類


サービス付き高齢者向け住宅は大きく分けて一般型と介護型の2種類となります。なお、どちらの形態でも安否確認と生活相談サービスは提供されます。

一般型では必要に応じて受けることができるサービスとして緊急時の対応や生活支援サービスなどがあります。
緊急時の対応は、体調不良に伴う職員の駆けつけ対応や主治医への連絡、家族への連絡があります。場合によっては、救急車への同乗も行います。但し、施設によっては、別途費用が発生する場合があります。
生活支援サービスは、買い物の同行や病院への送迎などがあります。こちらに関しても、施設によっては別途費用が発生する場合があります。
介護サービスについては、外部の介護保険サービスを利用することが必要になります。こちらも施設により、施設内に訪問介護事業所や通所介護事業所がある場合はそちらを利用したり外部事業所と連携している場合が多いです。受けることのできる介護サービスとしては、入浴介助や排せつの介助などが該当します。
医療サービスについては、施設内に看護師が配置されている場合もありますが、義務ではないので、外部の訪問看護事業所を利用することになります。
医療機関に関しては、通院することも可能ですが、施設にて提携している医療機関から往診を行っている場合が多いので、通院することなく、健康状態のチェックしてもらうことになります。

介護型のサービス付き高齢者向け住宅は「特定施設入居者生活介護」の認定を受けているので介護付き有料老人ホームと同等のサービスを受けることが可能になります。


サービス付き高齢者向け住宅の費用


サービス付き高齢者向け住宅の入居費用は賃貸借契約になるので、敷金が初期費用として必要になります。金額としては、家賃の数ヶ月分や数十万円など施設により違いがあります。
敷金は、退去時に修繕や掃除などをする際に必要になり、残った分は返金となります。
但し、介護型については、入居一時金が必要になります。

月々の金額については、家賃と管理費、水道光熱費、生活支援費が必要になります。
食事の提供を受ける場合は、食費も必要になります。食費については、施設によって違いがあります。また、イベントを行う際などについては、希望すれば別途費用を支払うことによって特別食が提供されます。
介護サービス費は、介護サービスの種類や利用頻度によって異なります。介護サービス費は介護保険の利用者負担割合が適用されます。利用者の負担割合は、要介護度によって異なります。


サービス付き高齢者向け住宅のメリット


サ高住での生活のメリットとしてまず、自由度が高く自立した生活を送ることが可能です。
また、緊急通報システムが設置されていて安心して暮らすことも可能です。施設数が多く施設毎に様々なサービスを提供しているので自身にあった施設を選びやすいです。


サービス付き高齢者向け住宅のデメリット


サービス付き高齢者向け住宅のデメリットとしては、介護度が高い状態だと入居することが出来ない場合があります。また、入居後に施設で対応しきれない病気に罹ってしまったり認知症が進行してしまうと退去する必要があります。


最後に


サービス付き高齢者向け住宅は、自由度が高く、日ごろの生活を手伝ってくれる人がいる賃貸住宅です。施設によっては、看取りまで行っている施設も多くあるので、終の棲家としても利用することが可能です。

◇千葉の介護施設探しなら「介護のいっぽ」まで◇