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介護付き有料老人ホーム①

2023年3月30日

介護付き有料老人ホームとは



介護付き有料老人ホームは、介護が必要な方が食事や入浴、排せつを介助するサービスを受けることができ、掃除、洗濯などの生活援助を受けながら生活するための施設です。また、24時間介護スタッフが常駐していることも特徴の一つです。
介護付き有料老人ホームは民間企業にて運営されていることが多いです。また、一定の設備や人員の配置基準、運営基準を都道府県から認定を受けている施設のことです。入居対象は原則として65歳以上の方となっております。
とは言え、幅広く受け入れを行っている施設が多く、介護度の低い方から重い方、認知症状がある方も多くご入居されています。
ただし、施設形態によっては、要介護の認定を受けていないと入居できない場合もあります。また、看取りの対応も行っている場合が多いので、終の棲家としての入居も可能です。


介護付き有料老人ホームの提供サービス


介護付き有料老人ホームでは、入居者が必要とする様々なサービスが提供されます。

まずは、介護サービスです。入浴、食事、排泄などの身体介護や掃除や洗濯、買い物の代行などの生活援助サービスが提供されます。
介護サービスを実施するのは、施設にいる介護職員となります。介護付き有料老人ホームの場合は、介護保険自己負担分を毎月全額支払うことにより介護サービスを定額で受けることが可能です。

健康管理については、検温や血圧測定、薬の管理や服薬管理などが行われます。
入居後に往診対応の医師とも契約を締結することになるので、定期的な訪問診療を受けることも出来ます。
介護付き有料老人ホームには日中の間は看護師の常駐が義務付けられているので、褥瘡などの処置や、胃ろう、尿バルーンなどの処置も行うことができます。
ただし、夜間の配置については、義務付けられておりませんので夜間のたん吸引や勤務時間外のインスリン注射などは対応できない場合が多いです。
夜間については、医師や看護師とのオンコール体制を敷いている場合が多いので急変時などの対応をすることは可能です。
配置義務がないとはいえ、夜間も看護師を配置している介護施設もあります。
それ以外にも、リハビリテーションに力を入れている施設もあります。

食事については、栄養バランスに配慮された食事を提供します。入居者の食事制限に合わせた食事提供や様々な食事形態にも対応することができます。
季節毎に特別な食事を提供する場合が多いです。普段は、時間帯を決めてお茶の提供やお菓子の提供などがあります。

レクリエーションについては、お花見や夏祭りなど季節毎のイベントや日々の体操。外部講師を呼んだ音楽療法や書道、生け花などを行う場合が多いです。
特に力を入れている施設では、日々様々なレクリエーションを行いながら、入居者同士の交流を図り、健康状態の改善に取り組んでいる場合もあります。


介護付き有料老人ホームの人員配置


介護付き有料老人ホームは、都道府県から認定を受けるにあたり職員の人員配置義務があります。
配置が義務付けられている職員は管理者、生活相談員、栄養士、調理師、介護職員・看護職員、機能訓練指導員、ケアマネジャーです。

まずは、施設運営の責任者である施設長や管理者です。責任者は介護経験や知識を豊富に有している方を配置するのが条件です。

生活相談員は入居者やその家族から日々の生活に関する相談を受けること主としています。生活相談員は常勤で1名以上の配置が義務です

栄養士は入居者の健康維持のための献立を作成や食材の選定などを行います。
栄養士が立てた献立を基に調理師が日々の食事を調理します。

介護職員は看護職員と併せて、要介護者3名に対して常勤で1名以上の配置が義務付けられています。施設によっては、人員配置を2.5:1にするなど付加価値を付ける場合もあります。
看護職員については、入居者が30人までなら常勤で1名以上の配置が必要になり、入居者が50人増えるごとに1名追加する必要があります。

機能訓練指導員は、理学療法士や作業療法士などを指します。こちらは個々の状態に合ったリハビリテーションを行う必要があります。

入居者のケアプランを立案するケアマネジャーは常勤で1名以上の配置が必要になります。

次回は介護付き有料老人ホームの費用面などについて書いていきます。

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