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住宅型有料老人ホーム

2023年4月23日

住宅型有料老人ホームについて



住宅型有料老人ホームは、自立の方や要支援の方、介護度が比較的軽い方を対象とした介護施設です。提供される主なサービスとしては、食事や居室の清掃、見守りなどです。
居室は基本的に個室となっておりますが、部屋の大きさや衛生器具の配置に対する決まりはないので、施設によって広さなどに違いがあります。

多くの施設ではイベントやレクリエーションなどの活動も行われ、入居者同士の交流や、外部との交流もあり社交的な生活を送ることができます。
医療面でのケアは、訪問看護の利用や、訪問医療の利用をすることにより、ある程度の医療行為も対応しております。
住宅型有料老人ホームへの入居条件としては、施設により違いがありますが、60歳から65歳以上の方を対象としている場合が多く、介護度も施設によって違いがあります。


介護付き有料老人ホームとの違い


介護付き有料老人ホームとの違いは、介護サービスが施設より提供されない点です。
介護サービスを利用する場合は、外部の訪問介護事業所を利用する必要があり、利用した分だけ費用が発生します。また、外部の通所介護事業所へも通うことができます。(一部例外はあります。)
ケアプランの作成についても、外部の居宅介護支援事業所を利用することになります。
人員配置も介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームでは違いがあります。
住宅型老人ホームでは、管理者・生活相談員・栄養士・調理師の配置は決められておりますが、介護付き有料老人ホームのように介護士や看護師、機能訓練士の人員配置基準はありません。


住宅型有料老人ホームの費用



住宅型有料老人ホームへ入居するために必要な費用は、入居時に一定の入居金や保証金が必要となります。入居金の相場は、施設によって違いがあり、0円で入居できるプランがある施設や、数百万単位での入居金が必要な施設もあります
入居金の支払い方法も様々ですが、一括での支払いを選択した場合には、初期償却がある場合が多いです。償却の金額や償却方法、償却の有無も施設により違いがあるので確認することをお勧めします。

月々の利用料は家賃や管理費(共益費)、食費、水道光熱費などが必要になります。
外部の介護サービスを利用する際には、介護保険の自己負担額も必要になります。また、施設によっては別途、で生活支援費用が必要となる場合もあります。

家賃や介護保険自己負担分、それに消耗品費を足した月々の費用の平均としては、20万円から30万円くらいになる場合が多いです。
但し、医療費や病院へ通うための費用などが別途掛かる場合がありますので、状況によっては上記以上に費用が掛かる可能性もあります。


住宅型有料老人ホームのメリット


住宅型有料老人ホームでは、高齢者の安全を確保するために、常駐スタッフがいるので、緊急時にはすぐに対応してくれます。
また、高齢者が快適に過ごせるように設計されています。バリアフリーであり、共用施設も充実しています。また、食事や生活サポートなどのサービスも提供されているため、高齢者は安心して暮らせます。

同じ年代の人々と交流できる、イベントやレクリエーションなどを行っている場合は、新しい友達を作ったり、自身の趣味を楽しんだりすることができます。
介護サービスについては、自身に合った介護サービスを選択することができるので、費用を調整することが可能です。


住宅型有料老人ホームのデメリット



住宅型有料老人ホームは、入居時の入居金や、介護サービスやその他利用料が高額になるケースがあります。
施設によっては、介護度が高くなり24時間介護が必要になった場合や、認知症が進行してしまった場合に転居をする必要が出てくる場合もあり、再度施設を探す必要が出てくる可能性もあります。
医療行為についても、介護付き有料老人ホームほど広くは対応していない場合が多いので、対応することが出来ない医療行為が必要になった場合は転居が必要になる場合もあります。


最後に


住宅型有料老人ホームは介護付き有料老人ホームほどの縛りがないために、施設によって運営形態は様々です。
住宅型有料老人ホームへ入居を希望される場合は、何施設か比較を行ってから入居することをお勧めします。

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